素敵な女性から・・・最終章
最終章・・・
長かった。
まずは皆様にありがとうございますとお伝えしたいです。
だらだらと書き綴った駄作にお付き合い頂きまして感謝感激です。
読んで頂いてるんだなという実感と暖かいお言葉を頂き自分なりに楽しく書かせて頂いております。
次回は何を書くかまだ決まっていませんがこのお話は今回で締めくくりたいと思います。
それではどうぞ。
翌日もすごく会いたい気持ちが続きました。
メッセージを頻繁に送るのも遠慮してしまいなかなか核心にせまる内容がおくれないままでした。
そして
「明日、故郷に戻りますね」
次の日が週末ならバス停まで送ろうと思ったんですが平日なので会いに行けない。
最後に夕食でもと思い誘ってみたが友人との先約があり会えずに翌日を迎えました。
帰郷する日は少し雨模様で寒かったので長時間の移動で風邪をひかないようにとかお母さんのようなメッセージを送りました。
無事に着いたと出発してから10時間弱、故郷の写真とともにメッセージが届きました。
それからは近くにいた時よりも頻繁にメッセージのやり取りや電話のやりとりをしていました。
そして、その日が来ました。
ピロン
「29日に友達の結婚式があるのでハノイに行きますね。」
昨日までは何も言ってなかったのに急に!!っと驚き、同時に会えるかもと期待をしました。
その時にふと思いました。
実はこの月は12月、翌週はクリスマスがある!!
少し早いけどこの日に来れないか直ぐ様、提案しました。
・・・無理でした。
これで孤独が確定しやさぐれモードに入った私・・・
ベトナムに来てまさか心の奥底で昔の記憶、そう、死ね死ね団になってサンタ狩りをしようという野望がふつふつと湧いてきました。
ただ結婚式が終わって数日はこちらで過ごすとの事だったので夕食の約束をしました。
12/25・・・性、失敬、聖なる日
私はおデブちゃんとビールを飲みサンタのベトナム支店の拠点がどこかをGoogle先生にしつこく聞いておりました。
そんな、くだらない時間を過ごす20:00過ぎ・・
「もうすぐハノイにつきます、何をしていますか?」
サツキちゃんから突然のメッセージ。
???(@_@;)
なんで今日?素直にそう思いました。
まさか・・・
私には週末来ると言いながら別の男と会う約束をしていてそのメッセージを間違えて僕に送ってきたんじゃなかろうか?
コナンもビックリの推理力を発揮し、死ね死ね団ハノイ支店の支店長として怒りに満ち溢れておりました。
ただ、万が一もある・・・
本当に会いに来てくれてたら・・・
とりあえず、ポチッとな
「今日は来ないって行ってたのにどうしたの?」
冷静に送信
「あなたに会いたいから来た」
(・o・)(・o・)(・o・)(・o・)(・o・)(・o・)
後者の方だった!!
ちょっとイスに座りながらも浮いた私。
浮かれポンチです、とってもうかれポンチです。
ただ恐ろしい事が一つだけありました。
向かいの席には死ね死ね団に無理やり加入させられサンタ狩りについて小一時間の間、素晴らしさを語られ完全に仕上がっているハノイ支店の副支店長が私の浮かれポンチも知る由もなくチキンを喰らっています。
撒くか・・・
到着は1時間後、それまでに何とか脱出を決行する事を決意しアクションを起こしてみます。
しかし副支店長、完璧に仕上がっている・・・
サンタ狩り+玉狩りまで行いそうな勢いの副支店長がいました。
ここは素直になろう・・・
会いに来る事を伝えしっかりごめんなさいも伝えました。
今夜の飲み代+次回の飲み代で和解となりタクシーを捕まえ待ち合わせ場所に向かいました。
支店長の熱い応援もあり浮かれポンチな私、約15分変な鼻歌を聞かされたベトナム人運転手さんごめんなさい・・・
そして待ち合わせ場所につき、気持ちを落ち着かせようと煙草に火をつけました。
「遅かったですね」
もうね東京ラブストーリーです。
カンチ!!です。
既に到着していたようでバス停のベンチで待ってくれていました。
そこから二人で食事をして少しBarでお酒を飲みました。
Barから出た二人はなぜか無言になってました。
キャリーバックを私が持ち、左手は彼女の手を握り、そのまま私の自宅につきました。
朝を迎え、私は隣で眠るサツキちゃんを起こさないように仕事の準備をしていると
気配に気づいたのか起きてくれて見送ってくれました。
お昼には友人宅に行くと聞いてたので今日はここでお別れだなと思いつつ家を出るときにギュッと抱きしめバイバイを伝えました。
その日はとても穏やかに一日を過ごすと同時にある気持ちがあふれてきました。
次、会った時、ちゃんと伝えようと・・・
結局、次に会えたのが故郷に戻る前の日、一緒にいる事が出来ました。
食事の時もなぜかお互い、照れながら話していたのをすごく覚えてます。
そして帰る前にちゃんとお付き合いしてほしい事を伝えました。
結論から言います。
キレイに振られました(>_<)
理由としてはホーチミンで仕事を探すから遠距離は難しい、離れていると不安になる。
ちなみに伝えた時は考えさせて言われ後日、メッセージがきました。
正直、めちゃくちゃショックでしたね。
毎日、酒を飲みまくってました・・・
でもね、嫌いになれないんですよね・・・今も
そしてこの日からかなりの月日が流れた今もとても素晴らしい女性に出会えたと自負しております。
ちなみに今でもたまに連絡がきます。
ほんとにたわいもない挨拶程度の会話で終わります。
ですが最後、会った時に約束しました。
「必ず会いに行くね」と
とてもかわいい笑顔でコクリと頷いた顔はとても印象的でした。
そしてメッセージのやり取りの中の1つにこんなメッセージがありました。
「早く会いに来ないと、結婚しますよ!もうおばあさんだから」
ベトナムの女性は25歳を過ぎると自分をおばあさんと言います。
日本だったら逆にまだ結婚なんてしたくないという女性も多い中、これぞ文化の違いなのかと感じます。
本当に次回会うときはどんな形であれ笑顔で会えるようにと思います。
本当のおばあさんになっても覚えててくれるかな?
でも、必ずもう一度だけ会いに行きます、そして伝えられなかった事を会ってから伝えようと思います。
何って?
秘密です!!
とても素敵なベトナム女性に出会い、恋をしたお話でした・・・
おしまい